大村 欣章
Ohmura Yoshiaki
大学病院で18年、目白に開業して18年が経ちました。口腔外科に携わった36年以上の経験をもとに、専門性を生かした歯科医療に取り組んできています。
実は私自身、小さい頃から歯が悪く、怖い思い、大変な経験をたくさんしてきました。そのなかで、患者さんの立場に立ち、患者さんが本当に求めているのは何かを考え続けてきました。
治療法はたった一つではありません。いろいろな多くの治療法があり、さまざまな考え方、好み、そしてメリット、デメリットがあるのです。
私がもっとも大切にしているのは、できるだけ多くの選択肢を患者さんに知っていただき、ご自身が納得できる治療法を選んでいただくことです。
遠慮せずに、あきらめずに、ご自分の求めることを言っていただきたいのです。
患者さんと誠実なお付き合いができることを、こころから望んでいます。
1954年 | 北海道の池田町(「十勝ワイン」などで知られる)に生まれる |
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1980年 | 東京医科歯科大学歯学部を卒業、東京医科歯科大学歯学部口腔外科学第一講座入局 |
1984年 |
東京医科歯科大学大学院修了 歯学博士号 取得 東京医科歯科大学歯学部附属病院 第一口腔外科(現在の顎顔面外科) 医員 伊豆赤十字病院歯科口腔外科設立のため出向 東京厚生年金病院歯科口腔外科出向(医長) 東京医科歯科大学歯学部口腔外科学第一講座文部教官助手任官 |
1997年 | 高レベルの地域医療をめざして目白に大村歯科医院 開設 |
Medical room診療室
Waiting room待合室
Roentgenレントゲン
歯科はさまざまな病気を持った方が訪れ、病気を治すところです。それと同時にさまざまな病原体も同時に持ち込まれるものです。病気を治すはずの医院で、病原体を他のかたにうつすことは絶対にあってはなりません。院内感染は起こしてはならないのです。
そのための対策として、当院では、すべての患者さんに対して万全の体制をとるために、あらゆる機械や器具、治療台などを清拭、殺菌、滅菌して徹底的な消毒を実践しています。
歯を削るドリルの先、神経の穴の治療をする器具は、消毒液に浸けるだけの消毒では不十分です。
当院では、一人ひとりの患者さんに滅菌した器具器械を使うために、たくさんの数の器具器械を用意し、小分けにして滅菌器にかけます。ミラーやピンセットなどの基本セットは滅菌パックで滅菌して、診療の直前に金属のトレーにもっとも清潔な状態で準備します。
ドリルをつけるハンドピースも毎回消毒し、患者さんが座る治療台も毎回薬剤で消毒しています。このように二重三重の安全策で、感染の危険性はどんどん減っていくのです。
治療器械は、唾液や血液で汚染されていますが、まず強力な消毒薬で一次消毒をし、その後に洗浄をしています。先に洗浄しないのは、周りに汚れが飛び散ってしまうのを防ぐためです。その後、二次消毒として完全に滅菌するのです。
治療室の中央の天井には、大型のエアクリーナーが備え付けられており、待合室でもエアクリーナーが働いています。一見エアコンのようにも見えますが、このエアクリーナーは、高圧の電界を作り院内の空気中を浮遊するさまざまな菌やほこり・粒子・花粉をもしっかり吸着して取り除きます。また、オゾンやマイナスイオンも発生して一役買っています。
歯科治療で歯を削る際には、目に見えない削りかすやしぶきが飛び散って周囲や空気を汚染します。その中には多くの細菌が含まれているのです。
当院では患者さんのお顔近くに設置した特殊なバキューム装置で、それらの飛び散った細菌や粒子を吸い取っています。バキュームで吸い取ることで、お顔や院内の空気の汚染、歯科独特の匂いを大きく低減させることができます。